発光路強飯式
発光路強飯式は、日光山輪王寺で行われる強飯式の流れをくむもので・毎年1月3日に鹿沼市上粕尾(かみかすお)地区の発光路(ほっこうじ)にある、妙見神社(みょうけんじんじゃ)で祭り当番の受け渡し式(当渡し〔とわたし〕)を終えた後に行われる儀式で、人間界を訪れる神仏を人々がご馳走でもてなすというもの、その歴史は古く・延文(えんぶん)年間(1356~1360)に日光修験者(にっこうしゆげんじゃ)によって伝えられたものと言われています。
この行事は、代々地元発光路の方々が独特の装束を身につけて山伏(やまぶし)と強力(ごうりき)に扮し、一度にたくさんのご飯や、芋・お酒などを受け人に強いることから、強飯と呼ばれています。
強力(ごうりき)が頂戴人に村人の心得や、本人への賞罰の言葉を神に代わって述べながら高盛飯(たかもりめし)やお酒を強要する口上は必見。
この強飯式は、平成8年12月20日に国の重要無形民俗文化財に指定されています。
- 所在地
- 上粕野